複数年にわたる成長率から、1年あたりの幾何平均を求めたもの。
例えば、100百万円の売上高が3年間で160百万円に伸びたときの、3年間の平均成長率を考える。
この問題に対して、3年間で160÷100=1.6 すなわち60%増だから、1年あたりの平均成長率は60÷3=20で20%という考え方は誤りである。
一般のビジネスの考え方では年平均成長率というとき、複利の考え方を前提にしており、100×(1+x)×(1+x)×(1+x)=160となるようなxを求めないといけない。
従って、3√1.6=1.1696・・・ すなわち17.0%が正解となる。 この考え方は、複利の投資商品の利回り計算などにも応用される。